ニョロケロにしては、珍しい犬の本。
この物語の素晴らしいところは、本文に入る前に書かれている『10の約束事』です。
犬との約束事
1 私と気長につきあってください。
2 私を信じてください。それだけで私は幸せです。
3 私にも心があることを忘れないでください。
4 言うことをきかないときは理由があります。
5 私にたくさん話しかけてください。人のことばは話せないけど、わかっています。
6 私をたたかないで。本気になったら私の方が強いことを忘れないで。
7 私が年をとっても仲良くしてください。
8 私は十年くらいしか生きられません。だからできるだけ私と一緒にいてください。
9 あなたには学校もあるし友だちもいます。でも私にはあなたしかいません。
10 私が死ぬとき、お願いです、そばにいてください。どうか覚えていてください。私がずっとあなたを愛していたことを。
『犬と私の10の約束 川口晴』より
今自分が飼っているペットに置き換えるだけで、自然と涙が出てしまいます。
現在、我が家には、高齢ヘビと病気ヘビがいるので、この約束事が余計に辛い。
でも、よくよく考えてみると、無意識にこの約束事は実行している気がします。自己評価ですけどね。
最後のお別れの時に、ペットから飼い主への成績発表があったとすれば、私は何点もらえるのでしょうか?
その時がくるまで、自身が悔やまないために、ペットから100点満点もらえるように、努力していきたいと思います。