狭いケースの中で、ねだれば餌が降ってきて、それを同居ガエルの『なしお』に分け与える事もせず、ただひたすら食べるアフリカブタガエルの『ももこ』。
ケース縁の“おねだりスポット”に来ては「クレクレクレ~」とせわしなく両手を動かしてきます。
『ももこ』の体はブクブク太り、ツメガエルらしい平たさはなく、超立体ガエルへと育ってしまいました。
このままではダメだ……
わたくし、ニョロケロは、この『ももこ』の豊満ボディーを引き締めるために、スズメの脳より劣るなき無しの知恵を振り絞って考えました。
【準備するもの】
70cm×40cmの衣装ケース
カルキ抜きした水
運動させたいデブカエル
小赤(一部白くふやけているのに、1匹100円もした……)
衣装ケースに深さ10cm(訳あって、穴あきのケースの為、それ以上の水は入れることができません)まで水を張り、カエルを投入する。
そこに、ぼったくり価格の小赤2匹を泳がせる。
【ニョロケロの想像では……】
・お腹が空いたカエル(特に『ももこ』)は、食べたい一心で、小赤を追いかける。
・でも、いくら水中ガエルのアフツメでも、飼育されている場合は、泳ぎは金魚の方が上手いだろう。
・よって、逃げ惑う小赤を追いかけまわし、いい運動になる!
どうでしょうか? いい考えだと思いませんか!?
では早速、始めましょう!
まずは『ももこ&なしお』を投入します。
初めての広さに驚いてか、2匹とも動かなくなりました。
そこに、静かに小赤2匹を泳がせました。
『なしお』が先に、小赤の存在に気づきました。
『なしお』が小赤を捕まえようと飛びかかりましたが、小さな赤い体はスイスイっと、反対方向に逃げていきました。
『なしお』の行動に『ももこ』も気がつきました。
カエル達は、静かに近寄っては、小赤に遠くへと逃げられてしまいます。
これは、いい感じ♪
カエル達が頑張って小赤を追い掛けている間に、片付け(アフツメケースや網等)をしました。
5分も経っていないと思います。
片付けが終わり、カエル達の様子を見に戻りましたが、
小赤が1匹いない!!
よく見ると、
『ももこ』の口から、何か赤いモノが見えます。
………えっ?
まさか、もう捕まえたの?
すると今度は、
『なしお』まで!!
・・・・・
【結果】
ニョロケロの脳みそは、やはりスズメの脳みそよりも劣っていた!
【結論】
狭いケース暮らしをしていても“カエルの運動能力は衰えない”ということが、今回の事により知ることができました。
※せめて5時間くらいはもってほしかったなぁ~