我が家のヘビ達に、読み聞かせようと思う絵本を手に入れました。
ひとりぼっちのへびくんが、ともだちを作るために身を削って努力する、とても涙ぐましいお話です。
へびくんは、みんなと一緒に遊びたいのですが、みんな怖がって逃げてしまいます。
へびくんは、どうやったらみんなとおともだちになれるのだろうかな?と、一所懸命考えます。
そうだ、あいさつをしてみよう!
「ちわ あそぼうよ!」
へびくんは、おたまじゃくしやカエル、ねずみ、ニンゲンの子どもにあいさつをします。
でもみんな、へびくんを怖がって逃げてしまいます。
...怖がるというより、まずへびくんのあいさつの仕方を指導しましょうね。いきなり「ちわ 」って、馴れ馴れし過ぎるよ。警戒されても、仕方ないわ(• ▽ •;)
そんなへびくんでも、唯一、向こうから「あそぼうよ」と声をかけてくれた存在がいました。
それは、猫。
爪を、これでもかと言うくらい出してへびくんを誘います。
さすがのへびくんも、これには逃げてしまいます。
なかなかおともだちができないへびくんは、悩みます。その結果、あいさつ運動の次の作戦を考えました。
優しいへびになろう。親切なへびになろう。
へびくんは、沢山の空気を飲み込んで、水中で泡を出してみせ、おたまじゃくしを喜ばせました。でも本当は、とっても苦しかった、へびくん。
その後もへびくんは体が痛くても滑り台になったり、回し車になったり、縄跳びになったり、シーソーになったりもしました。
これにはみんな大喜びです。
だけどへびくん、ついに限界がきて倒れてしまいます。
みんな心配して集まって来てくれました。
ここまでしても、おともだちを作りたいへびくんって凄い!
我が家のヘビすら嫌いなヘビたちに、このへびくんの爪垢煎じて飲ませてあげたいです。