先月発売した、百田尚樹さんの新刊『カエルの楽園』。
カエル達が個性豊かに擬人化されていて、すんなりと頭の中で整理する事ができました。
出てくるカエルの種類はと言うと、
・アマガエル
・ダルマガエル
・ヒキガエル
・ツチガエル
・ウシガエル
・ヌマガエル
・・・です。
これから読む方の為に、ネタバレ的なことはここでは書きません。
ただ読んでいく内に、私の心境としては、
ドキドキ→イライラ→ムカムカ→モヤモヤ
になりました。
決してストーリーが悪いのではありません。登場するカエル達の描写がうますぎて、知らないうちに主人公のカエルと同化してしまい、感情が引き込まれてしまっているのです。
そして、予想外の展開!
本当に、私の予想外でした。
まさか、そのまま突っ走るとは・・・(あっ、言っちゃった!)
なんて、愚かなカエル達なんだろう。(なんて、愚かな私)
でも・・・
この愚かなカエル達だけど、私達人間でも、同じ過ちを犯す可能性があるお話なんですよね、悲しい事に。
この読書後のなんとも言えないモヤモヤは、私がカエルを飼っているせいもあるかと思います。
※特に百田尚樹さんが好きという訳ではありませんが、『風の中のマリア』というスズメバチのお話が気に入っています。
擬人化がとてもうまい作家ですね。
購入して『損はない本』だと思います。